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腎臓の疾患で透析が必要になった方の中には、食事や時間の制限が辛く感じる、元の生活に戻りたいと感じる方が少なからずいらっしゃると思います。在宅透析なら、自分のペースで自由な時間に、必要な回数だけ透析をすることができます。しかし、そんな在宅透析に対応しているクリニックは限られています。
ここでは、神奈川県内の透析クリニックの中から、在宅透析に対応しているものをピックアップ。各院の特徴や治療方針などをまとめました。
1ヶ月の透析治療には、外来血液透析では40万円ほど、腹膜透析には30〜50万円ほどが必要です。負担が高額なため、人工透析には医療費助成制度が用意されています。
「特定疾病療養受領制度」という制度があり、各医療機関での自己負担金が1万円になるというもの。一定以上の所得がある場合は2万円になりますが、それでも助成なしの場合と比べるとはるかに負担が小さくなります。
入院と外来の両方を利用した場合は、それぞれ1万円ずつ、高所得者は2万円ずつの負担となります。申請に必要なものは以下のとおりです。
特定疾病認定申請書を記入し、医師の証明を受けた上で、上記3点を持って国民保険や社会保険の申請窓口で申請をします。その後、受療証が届いたら、通院している医療機関へ提示することで助成金が利用できます。
上大岡仁正クリニックは、腎臓や高血圧疾患診療を得意とする厚済会グループに属している病院です。看護師と臨床工学技士によるチーム医療が特徴的で、それぞれ患者の症状の変化を見逃さずに、状況に応じた看護や透析機器の設定ができるように準備がされています。
また、透析治療の大事なポイントとなる食事にも配慮がされています。管理栄養士が監修した透析弁当を有料で提供しており、治療の助けになるほか、毎日の食事のお手本にもすることができます。
所在地:神奈川県横浜市港南区上大岡西1-10-1
電話番号:045-844-5739
神奈川県の中でも、早くから人工透析に取り組んでいるのが徳田病院。安全に配慮された透析ができることから、患者からの信頼を得ている病院です。
透析管理はもちろん、予防指導や合併症の早期発見にも対応。また、感染症のリスクが高まってしまう透析患者への配慮として、殺菌や滅菌に最大限の配慮をしています。大病院による感染症対策カンファレンスに出席するなど、最新の知見のチェックも欠かしません。
所在地:神奈川県横浜市鶴見区佃野町29-3
電話番号:045-571-3933
※在宅透析には通院の場合に比べて下記のようなリスク・デメリットがあります。治療を検討される場合は、必ず専門の機関にお問い合わせください。
「日本透析医学会専門医」と「日本腎臓学会専門医」の資格を持った医師が常勤している都内の在宅透析クリニックをまとめて紹介しています。在宅透析を検討されている方は、ぜひチェックしてください。
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