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仕事への影響

透析患者になると、仕事への影響が非常に大きいのが悩みの種になります。透析のための通院に時間を割かなければならず、就労できる時間が限られてしまうのです。これによって、それまでのような仕事ができなくなってしまうのは辛いもの。透析をしながら、仕事を続けることはできないのでしょうか。

透析と仕事の両立を阻む要因は?

透析をしながら仕事を続けるには、以下の3つの問題をクリアしなければなりません。

治療による時間的な制限

透析は少なくとも4時間のものを週3回は受けることになります。これに止血や通院の時間を加えると、週に15時間ほどは透析に取られることになります。仕事の後に透析を受けるとしても、夜間透析は22時までというところが多いようです。ですから、18時には透析を始めなければなりません。一般的なサラリーマンでは週3日も18時より前に病院にいるのは難しいのが現実でしょう。

健康・体調面での制限

そもそも透析を受けているということは体調・健康面が万全ではありません。体に負担のかかる仕事や長時間労働が求められる仕事は避ける必要があります。そのため、できる仕事に制限があることは言うまでもありません。健康面の理由で、これまでのようには働けない可能性があります。

通院の制限

上述のように透析を受けるためには病院に通わなければなりません。週3回、病院へ行って帰るだけの時間が必要になるだけでも生活に制限ができてしまいます。自宅や職場から透析施設が近ければいいのですが、そうでない方も少なくないと思います。そのため、正社員として働くのが難しくなってしまうことも

就労の制限の問題解決が難しい場合

これらの問題がクリアできなくて、かつ仕事を続けなければならない。そんな場合の選択肢に、在宅透析やオーバーナイト透析というものがあります。在宅透析は、自分の家で自分の都合に合わせて透析を行うもの。オーバーナイト透析は、夜間に透析施設に入り、睡眠の時間を利用して透析を行うというものです。いずれも仕事をしている昼間には影響がないので、就労への制限を軽減することができます。

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