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こちらでは、在宅透析を開始するにあたり、必要となる費用についてリサーチしてみました。そもそも、在宅透析というものは果たしてどの位の費用がかかるのか、見当がつかないという方も多いことでしょう。この機会にぜひ、知識を深めておいてください。
在宅透析は通院での透析と同じく、保険が適用されますので、医療費については「自己負担なし」あるいは所得に応じた一定額の自己負担(月額約1~2万円)のいずれかとなります。
その上で、在宅透析を行うには、ご自宅に透析機器を設置するための準備費用が必要になります。主に、以下の費用が発生するとお考えください。
ご自宅にて在宅透析を行うには、透析機器を実費で購入しなければならないのではないか、とお思いの方もいらっしゃることでしょう。ご安心ください。在宅透析を行うための透析機器は無料で借りることができます。それこそ透析機器を購入するのに何十万円、何百万円もの費用がかかってしまうのではないか、という心配はご無用です。
むしろ前述しました通り、ご自宅にて透析を行うために必要な準備を行うための費用が必要になる、という点にご注意ください。それらの費用に関しては、助成を受けられず、自己負担となります。
いざ在宅透析を始めるという場合、先に述べましたご自宅の改装や設備の改善費用に加え、聴診器や駆血帯といった医療器具も自費で揃えておく必要があります。費用の目安は5~10万円程度となります。
月々にかかる費用としては、透析機器を動かすための電気代と水道代が必要となります。透析を行う時間や頻度にもよりますが、目安として月々1~3万円程度を見ておきましょう。加えて、透析治療で出た医療廃棄物の処理を業者に依頼する場合、月々1万円程度の費用がかかります。ただし、医療廃棄物は病院に持参すれば、処理費用はかかりません。
以上の通り、在宅透析は一定の費用が必要となりますが、何百万円もの金額を負担しなければならないということはありません。ご自身のライフスタイルに合わせて透析を行えるようになるというメリットを考えれば、検討してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
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